前回のブログに記載したホテルや結婚式場専属の撮影業者と持ち込み料に関して。
無駄なお金(意味不明な名目)を節約しようと思えば、直接その商品を提供して
くれるところに依頼すればいい旨の話はした。例えばドレスならドレス屋さん、
メイクならメイクさん、写真撮影やビデオ撮影なら外部の撮影業者に直接発注す
ればいい。
言うは簡単、行うは難し!

結婚式披露宴のデザート
それはなぜか?
ホテルや結婚式場に外部の業者や商品を持ち込もうとすると『持ち込み料』とい
う理解に苦しむ?既得権益を守ろうとする結婚式業界・婚礼業界の古い体質が未
だ残っているから。
例えば、自分たちが挙式・披露宴を行うと決めたホテルや結婚式場が扱っていな
いブランドのウェディングドレスを着ようとした場合、またそのウェディングド
レスを外部の業者から持ち込もうとすると、ドレス1着に付き2万円~10万円の持
ち込み料を請求されたりする。
これは撮影に関しても同じ。
中間マージンを節約する為に私(スタジオ201)みたいな外部撮影業者に撮影
を依頼しようとすると、カメラマンひとり当たり3万円~10万円の持ち込み料を
請求されたりする。持ち込み料を払えば持ち込めるところはまだ良い方で、どの
ような形や条件であれ、外部撮影業者の持ち込みを一切認めない許可しないホテ
ルや結婚式場もある。
どうしてホテルや結婚式場はこんなことをするのか?
持ち込み料という意味不明な名目で高額な費用を請求するのか?
答えは簡単!
専属業者に撮影させることによって、ホテルや結婚式場は何もすることなく、多
額のマージンを手にすることができるから。
因みにホテルや結婚式場で『撮って出しエンドロール』の料金を聞いてみればい
い。花束贈呈までの撮影・上映ならいくらかかるのか聞いてみればいい。
20万円、30万円するかも知れない。
ひょっとすると、披露宴再入場までは撮影・上映できても、それ以降の撮影上映
は受けることができないと回答するかも知れない。
もし、花束贈呈までの当日撮って出しエンドロールが30万円するなら、その30%
から70%がホテルや結婚式場のマージンになるから、最小9万円、最大21万円を
手にすることができる。ホテルや結婚式場は場所を貸すだけで何もしない。作業
するのはホテルや結婚式場専属の撮影業者。
これが持ち込み料を取る理由。
もし、持ち込み料を取らなければ、ホテルや結婚式場のマージンはゼロ。
この図式は撮影だけでなく、衣装やお花や引き出物等、結婚式披露宴に関係する
もの全てに当てはまる。